くらしの中のあかり

2007/12/21/(金)
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くらしから切り離すことなど決して出来ない「火」。
その火を作り出す道具
火打ち石火打石と火打金

作り出した「火」を燈火具や竃などに移すための道具
つけ木附木

枕元において使った燈火具。菜種油などに火を点した。
有明行灯有明行灯

明治時代に全盛を迎えたランプ。石油を入れて使用した。
ランプ置きランプ

そして、こどもに身近な光と陰。
影絵

仙台市歴史民俗資料館より
(R.O)

純白都市はじまります。

2007/12/21/(金)
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本日より東北工業大学一番町ロビーにて『純白都市』展がはじまります。

設営は昨日、一昨日と2日間夜遅くまで行なわれました。
設営会場は終始、作業にあたった十数人、いや数十人(!?)の学生達でごった返していました。床には材料や道具が散らばって文字通り足の踏み場も無い状態でしたが、全ての設置を終え片付けを済ませた時に現れた、白く静寂なる空間には皆、息を飲みました。
どうぞ皆様、幻想的かつダイナミックな映像空間を体験しにいらしてください。 (T.W.) 

さりげないのに引き込まれていく。 仙台市博物館-光のダブルイメージ

2007/12/16/(日)
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平日昼下がり。晴天。
ぶらぶらと仙台市博物館にでかけてみました。そこは「仙台芸術遊泳2007」の会場で松尾藤代さんの作品「Total Loss Room」のシリーズが展示してあるはずです。
作品はすぐにわかるのかなと、石造りの館内へ入ってみると-入口正面から2階へと続くエントランスの壁に、白い光が。
あれ、あの光は何だ?と、導かれる様に近づいて行くと窓からさしてくる光が描かれた絵を発見。殺風景な灰色の石壁が光の絵をより強く引き立てて、踊り場はなんだか明るくなった様子。しばらく佇んでしまいました。
上階へと行ってみます。松尾作品の絵から差し込む光の廊下をぬけ、コレクション展示室Ⅱへ行ってみます。
あ!水墨画の掛軸が納められた展示ケースの3つの並びにも作品が。そのさりげなさにも思わずニヤリとしてしまいました。
仕上げは浮世絵引き出しケース。浮世絵の名作が多く入る引き出しの「浮世絵」作品にまじって小品三点が。こんなところにも忍び込んでいたの?バッタリ出くわす松尾作品に思わずうれしくなります。
館全体を存分に使っているのに、緩急を使い分けた展示方法だから、さりげないのに引き込まれていく、そんなオトナの遊び心を堪能した午後でした。(lee)

金色の蝶が舞う

2007/12/16/(日)
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 高倉健氏の“陶あかり”が仙台市歴史民俗資料館二階の体験学習室に〈あかりの道具〉たちと共に展示されています。陶器からこぼれ出るあかりは温かくしかも幻想的な気分にさせてくれます。また、紙と木で出来ている灯りの道具たちが発するあかりも柔らかく、正直心許ないほどのかすかな光ではありますが、優しく私たちを包んでくれます。
 先日来、河北新報〈夕刊〉紙上にて、『癒しのあかり』と取り上げていただいております。ちょっと前まで、たき火や火鉢の火を見つめていた日本人です。それらが生活から消えてしまった今、その代わりになるモノが必要なのかもしれませんね。

(R.O)

照明探偵団 師走の街に

2007/12/16/(日)
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照明デザイナーの面出薫さんのワークショップ「仙台照明探偵団」が、東北福祉大学・鉄道交流ステーションを拠点に開催されました。
福祉大のステーションキャンパスに集合した参加者は、照明探偵についてのレクチャーを受けてから、JR仙山線に乗って仙台駅に向かい、2組に分かれて師走の街の「光」を探索。
南組は、アメ横~南町通~壱弐参横丁~片平丁~西公園~smt、
北組は、名掛丁~青葉通~一番町~稲荷小路~東一連鎖街~smtというコース。
smtで合流してバスで福祉大に戻り、大学のレストラン「風土」(メタボ予備軍の筆者はここのヘルシーランチのファンです)特製のお弁当を食べた後に、観察結果について話し合いました。

長く住んでいる街ですが、「照明」という視点で見てゆくと、たくさんの発見があります。光のページェントやクリスマスのイルミネーションが街を飾る時期だからこそ、「あかり」の功罪が見えてくるような気がします。
「光と都市」という今回の仙台芸術遊泳のテーマの核心に迫るちょっと硬派のワークショップでした。
この仙台の夜景についてのレポートは、18日(火曜)からステーションキャンパス3階の展示ホールに展示されます。 (M.M.)

一番丁で照度の測定中
一番丁で照度を測定中。

照度は、地表面で測るのが原則とか。初めて知りました。
街路の照度は、地表面で測るのが原則とか。初めて知りました。

某有名ブランドの「あかり」。さすがです。
某有名ブランド店の「あかり」を観察中。さすがです(何が?)

off nibroll ワークショップ

2007/12/16/(日)
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off nibroll のワークショップ、本日開催しました。
満員御礼のワークショップには、こどもから大人まで、また、ダンス経験のある人から、全く初めてという人まで、様々なバックグラウンドを持つ人が参加してくださいました。
まずはじめは、矢内原さんのリードによるウォーミングアップ。体をほぐしつつ、ワークショップの場の雰囲気をつくりあげてゆく手腕はさすがの一言。普段はクールな雰囲気のギャラリーが、さながらダンススタジオのような熱気に包まれた場へと一気に変わってゆきました。
身体も心もほぐれた後は、「うれしい、悲しい、有頂天」などといった感情を手だけで表現してみることからはじめ、そこから個々の「振り」を立ち上げ、さらにグループワークへと発展させてゆきました。その後は、高橋さんのリードのもと、それを映像に記録し、怒濤の2時間のワークショップは終了。
一つのしぐさから、一連の動きまで創り上げ、さらに映像として記録する。2時間の中に様々な要素の詰まったワークショップは、「映像」と「身体」の関係性を問う作品を創り出し続けるoff nibrollならではのものだったのではないでしょうか。

本日撮影した映像は、これから高橋さんの手によって編集され、現在展示されている映像作品《HOWL》の一部となる予定です。会期中に間に合えば、展覧会場でも紹介されるかも?ご期待ください。

なお、本日、一日の入場者数が1000人を越えました!
ページェント点灯後の6階ギャラリーは一見の価値あり、です。皆さんのご来場、心よりお待ちしています。

(T.H.)

まずはみんなでウォーミングアップ
まずはみんなでウォーミングアップ
振り付けのアドバイスをする矢内原さんと高橋さん
みんなの振り付けにアドバイスをする矢内原さんと高橋さん
最後の撮影はちょっと緊張?
最後の撮影はちょっと緊張?

れきみんにTokyoが出現

2007/12/13/(木)
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Tokyo Neon
 今週、仙台市歴史民俗資料館に入館した方はきっと「あら!どうしたのこの暗さは」と声に出さずとも訝しがってるはず。それは、入口ロビーで木村浩一郎さんの〈Tokyo Neon〉がお客様を出迎え、それに伴い普段の照明が消えているから。
 さて、〈Tokyo Neon〉は、やっぱり!というか・・・夜がお得意らしく、夕方やお天気の悪い時は鮮やかさを増しますが、暗幕など特別なしきりのない晴れた日のれきみんロビーでは文字通り昼行灯(ごめんなさい。)
 かっこいい〈Tokyo Neon〉を堪能されたい方はお天気の悪い日、もしくは夕方を狙って来館して見てください。鮮やかな色を纏ったネオンが、皆さまをお待ちしております。

(R.O)

カフェはじめました

2007/12/12/(水)
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メディアテークの「光の航跡 off nibroll」は、本日からお昼の12時から夜21時までの開催時間に変更しました。そして、光のページェントの点灯にあわせて、6階ギャラリーホワイエでのカフェがいよいよスタート、昔からやっていたように場所になじんでいますが、開館7年目にしてようやく実現しました。メニューは5種類、ギャラリーホワイエにはコーヒー豆の芳ばしい香が漂います。ページェントとカフェの効果は絶大で、今日は1日で518人の方にご来場いただきました。
また、ミヤギテレビ「OH!バンデス」の取材も入り、おなじみのさとう宗幸さんが、レポートしてくださいました。(宗さんにも大好評!)

ページェントと映像が響き会う空間、是非ともご来場下さい。

(K.S.)

仙台市立現代美術館???

2007/12/10/(月)
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仙台市博物館の「光のダブルイメージ」がはじまります。
エントランス・ホールや2Fのミュージアム・ストリート、そして常設展示の中に松尾藤代さんの「光の絵画」が展示されました。

ピクチャーレールもなく、釘もビスも打てない石材の壁面に、どうやって作品をかけるのか? スタッフは頭を悩ませていましたが、松尾さんの作品の輸送と展示を担当している京都のTさんが、さまざまな道具を用意して来仙。 日曜日の閉館後にテストをして吊り方を確認し、休館日の月曜に作業を終えました。

重厚な石の壁を背景にした現代絵画は、ホワイトキューブの展示室で見るときとは違った印象です。作品と空間が共鳴しあい、見慣れた博物館が新しい現代美術館に変身しました。(M.M.) 

展示作業の様子
展示作業の様子

メイン階段の展示(2階の女性が松尾さん)
2階の女性が松尾さんです。

タッチパネル

2007/12/07/(金)
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メディアテークの光の航跡展は、おかげさまで好評をいただいております。展示会場内に、SCANのウェブサイトを閲覧出来るタッチパネルを設置しました。
12日からは、6階ホワイエでのカフェがオープンします。ページェントを見ながらコーヒー(200円)をお楽しみいただけます、初の試みです、ご家族やお友達と是非どうぞ。
15日のワークショップはおかげさまで定員に達しましたので受け付けを終了いたしました。

明日8日からは、大崎市民ギャラリー緒絶の館の「ヒカリマーケット」がオープンします。こちらもご期待ください。
(K.S.)