プログラム

光と遊ぶ、闇と遊ぶ

Play with the Light, Play with the Darkness

開催期間

2007.11.13.tue 〜 11.25.sun

会場

宮城県美術館

Miyagi Museum of Art

概要

会場:宮城県美術館 企画展示室ほか
観覧者/3,089名

光を扱う観客参加型の作品展示や、光のオブジェをつくるワークショップのほか、日没後に、美術館の内外に発光体を設置するイベントなどを開催した。参加作家は、平野治朗、松村泰三、武藤努、wowlab。

ワークショップ

○ワークショップ
松村泰三「光と遊ぶ」
・「光の箱をつくろう」 
期日:11月17日(土)13:30〜15:30
参加者/25名

○「光のツリーをつくろう」
期日:11月18日(日)13:30〜15:30
参加者/30名

○イベント
平野治朗「闇と遊ぶーGINGA 美術館」
期日:11月23日(金・祝)、24日(土) 16:00〜18:00
参加者/530名

アーティスト

  • 松村 泰三プロフィール▼

    1964年生まれ。
    筑波大学大学院芸術研究科修士課程修了。東北芸術工科大学デザイン工学部准教授。
    1980年代から光学的原理と科学技術を応用して人間の知覚や認識の構造に迫る作品を発表している。1987年第18回現代日本美術展(毎日新聞社主催)で大賞受賞、2003年第6回ロレアル色の科学と芸術展で金賞受賞。1992年にはセビリア万博日本館に招待出品される。東京、京都、大阪など各地で個展を開催、O美術館、目黒区美術館、ハラミュージアムアーク、東京都写真美術館などの企画展にも出品。また、工作キット《光の箱》を開発し、国立西洋美術館、水戸芸術館などでワークショップを行っている。
    http://plaza.harmonix.ne.jp/~taizo/
    出品作品
    1 synchronize|スライドプロジェクター、ビデオカメラ、モニター、モーターほか|1993(2007年再制作)
    2 surface|170×85×85|木、鉄、ハロゲンライト、モーター、制御システムほか|2002
    3peepshow|スクリーン180×136×2面|液晶プロジェクター、DVDプレーヤー、木、アルミ板ほか|2004
    4surface [2]|6点 (各)22×90×20|木、金属、ハロゲンライト、モーターほか|2006
  • 武藤 努プロフィール▼

    2000年、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。
    2001年より国際メディア研究財団に所属し電子メディアを利用した動的な造形表現研究を行う。 2004 年減法混色をテーマにしたタイポグラフィ表現「CODE CMY」で 東京タイプディレクターズクラブ TDC賞インタラクティブデザイン賞受賞。 2005年独立行政法人科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業個人型研究(さきがけ) の研究領域「デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」に 「人間の知覚に基づいた色彩の動的制御システムの構築」が採択される。 現在これまでの物質的メディアと電子メディアをつなぎ新たな表現領域を開拓すべく、 コンピュータ計算を用いた造形基礎要素について研究している。その活動の一環として、 動的な色彩表現の可能性を提示し、アーティストやデザイナーが違和感なく 電子メディアでの色彩を利用できる環境整備を目指している。
    http://mutoh.imrf.or.jp/
    出品作品
    1 オプティカル・トラジェクトリー
    2 Optical Trajectory 2|本体=(各)径25×高さ115、床面パターン(各)径200|3台によるインスタレーション|2006
  • 平野 治朗プロフィール▼

    1963年、金沢市生まれ。
    1987年に松蔭浩之とともにユニット「コンプレッソ・プラスティコ(Complesso Plastico)」を結成し、1990年の第44回ヴェネツィア・ビエンナーレ(アペルト部門)をはじめとする国内外の現代美術展に出品。視覚だけでなく聴覚を刺激する作品や、全身で体験する作品など、新しいメディアと根源的な身体性の接点を追究している。「コンプレッソ」としての活動と並行しながら、別ユニットを結成するなど分野を横断する今日的な表現を開拓してきたが、近年は個人として活動している。
    http://wlo-experimental.hp.infoseek.co.jp/
    出品作品
    1 GINGA in The Miyagi Museum of Art|ゴム風船、発光ユニット(電球、充電池ほか)、ヘリウムガス 約500個×2日間|2007.11.23、24
  • wowlabプロフィール▼

    仙台で設立され、東京とロンドンにも活動の拠点をおいて、コマーシャルやプロモーションビデオをはじめとする映像全般のプランニング、ディレクションを行うプロダクション「WOW」の社内で、研究と開発を目的に組織されたユニット。2006年、WOW仙台のスタッフを中心に発足。表現としての映像にとどまらず、インターフェイスとしての映像の可能性を探る活動であり、表参道ヒルズBEYESにおけるインタラクティブな映像作品、せんだいメディアテークや日本科学未来館でのインスタレーション「Motion Texture」などをてがけ、今年はロンドンのデザインイベントTENT LONDONにも参加している。http://www.wowlab.net/
    出品作品
    1 Light Rain|スクリーン1,100×(高さ)|3台のPC制御によるインタラクティブ・プログラム、3面マルチプロジェクション|2007
    2 Tengible|スクリーン300×(高さ)|PC、プロジェクター、透過スクリーン、テーブル、ガラスコップ・瓶ほか|2007